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がん医療における患者とその家族(子ども)への支援

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番組内容

がん患者とその家族への支援について、どのような支援のあり方が必要かということについて、がん患者さんやその家族への心のケア、イギリスにおけるがん患者支援を紹介します。

がんなどの死を意識するような疾患にかかると、衝撃、否認、怒り、うつ、を経て受容に至るといわれています。しかし、早い時期に患者やその家族をサポートすることによって、その悪化を予防できます。がん患者が必要としている支援として、第一に「患者の努力による解決」があります。

イギリスのがん患者への支援活動を紹介します。作家であり、造園家であり、2児の母であるマギー・ケズウィックという方が乳がんとなり、「病人ではなく1人の人間に戻れる、そして死の恐怖の中にあっても生きる喜びを感じられる小さな家庭的な安息所がほしい」と看護師に話しました。これをきっかけに、主治医や担当のがん専門看護師が、がんの患者とその家族や周囲の人々に、どうすれば役に立つサービスが提供できるかを、キッチンテーブルで話し合いました。そしてMaggie’s cancer caring centresがスコットランドの首都であるエジンバラに設立されました。現在は、12のマギーズセンターがあります。

ここでは3つのことを大切にしています。

  1. 訪れる人々にとって自分の気が楽になれるスペースがあること。
  2. 患者やその家族といった人々が、他の人と話す機会をもつような配慮。
  3. 情報提供と心理的サポートをすること。

患者にとって、必要な情報を得ることがとても大切です。しかし、その一方で、がんの診断を受けたとき、たくさんの情報が一方的に言われることもあります。しかし、そのような時、本人はショックが大きく、一人では情報を整理できません。情報を整理できるよう、感情的なサポートが必要となってきます。また、がんによりライフスタイルを変えざるを得ない場合には、生き方や考え方も変えなくてはなりません。その際にも心理的サポートと情報提供が必要となります。

この施設は、医師や看護師、心理療法士の他、多くのボランティアによって支えられており、全英の人々の募金によって運営されています。日本にもがん拠点病院の「含嗽団支援センター」の窓口で同様の支援が行われていますが、そこには病院内での支援という限界があります。

出演講師

  • 牧野智恵先生(石川県立看護大学 成人看護学領域

関連リンク

その他

この動画は、2013年5月28日に金沢ケーブルテレビネット「まちスタ530」で放送されたものです。