アウトライン
セカンドオピニオンの大切さ、温存療法の選択
膀胱がんを発見したきっかけは、新幹線のトイレで血がぽたぽたと落ちたこと。知り合いの泌尿器科医にすぐ診てもらったところ、自分の手には負えないと別の先生を紹介してもらった。膀胱を全部切る必要があり、全摘しなければ余命は半年か1年だと言われたが、温存療法によって現在こうしてピンピンしている。
医師がどんなに名医でも、そのまま言うとおりにせず疑いの目を持った方がいい。ラジオの仕事で会った医師に頼んで、いろんな泌尿器科の先生を当たってもらった。10人中1人だけ、全摘しないで済むかどうか一度診てみようと言ってくれた。そうして赤座先生のいる筑波大へ送られ、治してもらった。
参加者からの質問
- 農業を始めた動機と、がん克服とのつながりは?
- 労働は絶対にした方がいい。畑に出て土を踏んで、天気の良い日に汗を流すと、足腰が強くなってくる。歩くのが苦にならなくなるし、体も活性化してくる。年齢に関係なく、外へ出て歩くこと。用事を見つけて働くこと。そういうことで常に基礎体力をつけておく。
- がんと知らされたときの気持ちや不安、死に対する恐怖心は?
- 膀胱を切るといわれた時はショックだった。温存療法も100%治るわけではないが、赤座先生が励ましてくれたので安心した。がんはもう昔のような死病と呼ばれる病気ではないと聞く。がんになっても心配しないで、「いっちょやるか」という気力を持つことが大事。
今回の講師について
菅原 文太 氏
プロフィール
1933年生まれ、映画・TV・舞台などで幅広く活躍。
ブルーリボン主演男優賞など多数受賞。2007年に膀胱がんにかかり、「膀胱温存療法」により膀胱がんを克服。
2009年、山梨県北杜市に農業生産法人「おひさまの里農園」を設立して農業に従事している。
